朗読版「朝陽が昇るまで待って」3人になったモザイク東京初の作品。そしてタカちゃんにとっても初のモザイクの活動。
いやー、衝撃だったと思います(笑)
台本が届いたのも前日か前々日。
本番日までリハーサルなし。
朗読って言ってるのに何故か動き回る。
「マジっすか」みたいな顔をしてるのがとてもおかしかったです(笑)
その時の様子がLINEライブで確認できるので是非見てみて下さい!
https://linliv.ee/jpltO1C/co/ot/sh/pl
「朝陽が昇るまで待って」のテルミンは「渋谷行進曲」のテルミンとは全くの別人でした。
「渋谷行進曲」でのテルミンの印象は優しいと書きましたが、「朝陽が昇るまで待って」では優しさというよりも儚さというか繊細さというか…触れたらすぐに壊れてしまうガラス細工のよう…
いや、正直ガラス細工というよりも液体窒素のようなって言いたいですね(笑)
液体窒素の中に手を突っ込んでも全く濡れないんですよ!
液体に触る前に手から放出される熱で気化してしまうから。
触れてるつもりなのに触れてない、気がついたら居なくなってしまう。
テルミンは液体窒素みたいな人です。
って言うと何も情緒がないので(笑)
液体窒素みたいだと思ってますがガラス細工のような人と書いておきます!(笑)
「渋谷行進曲」とは違う、見たこともないテルミンの顔に困惑しました。
そして、とても嬉しかった。
まだまだテルミンのことが知れる、知ってもらえる。
毎回新たなテルミンの顔が見れる。
今振り返って思うのは、これってかなり贅沢なことだなと!
役を深掘り、知っていくことは役者の仕事です。
与えられた2時間程の台本の中から読み込み、描かれてないところは想像する。
与えられた情報の中で夢見てたテルミンという人間。
しかし、朗読を続ける事によって更に鮮明になるテルミン像。
僕一人では到達出来なかったテルミンが居ました。
脚本家、中井さんと一緒に作り上げた全く知らなかったテルミン。中々体験できないような贅沢な時間だったなと今改めて思います。
そして他の登場人物たち!
この作品に登場する人物は、ほとんどが「渋谷行進曲」に登場した人物です!
テルミンとこの人こんな関係なんだ。
こことここが繋がってるんだ。
「渋谷行進曲」を見た人が更に楽しめる作品だと思います!
そして「渋谷行進曲」には登場しなかった千人。
ガラス細工(液体窒素)のようなテルミンは千人と出会いどんな変化が起きるのか。
モザイク東京の新たな始まりと時を同じく、テルミンと千人の物語も始まりました。
吉木遼