22 Feb
22Feb

2017年の12月からワークショップに通い始めて、初めてモザイク東京の作品に出演させていただいたのは2019年夏のJACO fes「宵待草」でした。



初めて体験した中井さんの世界観はとても難解だったことを覚えています。


僕はその作品で「竹久夢二」を演じたのですが…

女性から見た男の魅力というか…

とにかく当時は、竹久夢二の魅力に気付くのに時間がかかりました。

演出家も女性、他の共演者もみんな女性。

そんな座組みで描く世界観は、今までやってきたものとは全く違う世界観で新鮮でとても勉強になりました。

あと、稽古が物凄く居心地が悪かった(笑)

良い思い出です(笑)

そして次に参加したのが「渋谷行進曲」。

この作品はモザイク東京としての作品ではないのですが中井さん脚本の作品!

「渋谷行進曲」からの流れついてはプロダクションノートvol1.2で書いたのでそちらをチェックしてみてください!


プロダクションノートvol.1


プロダクションノートvol.2


「渋谷行進曲」の撮影も終わり、2ヶ月間程続いたJACO10「テルミンといっしょ」も終了し、次に始まったのが中井さんと僕の企画でした。

お互いの好きな本や映画などを紹介する企画だったのですがその中で、ある本の朗読をしました。


「20歳のソウル」


中井さんが書いた本。今年の5月末に全国で公開が予定されてる映画。癌と闘い20歳という若さで天国へ旅立った青年の話。


僕はこの本を朗読するのが本当に怖かったです。

作品に出てくる人達のことを当時は全然知らなかった。

何も知らない僕が、とくに上手くもない朗読でこの作品を表現することは遺族の方達に失礼だし、不快な想いをさせてしまうと思ってました。

出来ないことはしない。

小手先の感情や技術で表現しちゃいけない。

僕が出来ることは誠意を持って、1文字1文字をしっかり伝えること。それだけを考えて朗読しました。

この朗読がきっかけで中井さんは僕をモザイク東京に誘ってくれました。

誠意を持って朗読してくれたことが嬉しかったみたいです。

僕は迷わずモザイク東京に入ることを決めました。

中井さんの描く世界観は難解で、まだまだ理解出来ないところも沢山あるけど。


その中にある魅力の正体を知りたかったから。

2人で始まった新生モザイク東京。


始まってすぐ、新たな男がメンバー入りします。

新しいメンバーはいったいどんな奴なんだ!!明日をお楽しみに!


吉木遼

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