21 Feb
21Feb

モザイク東京主宰の中井さんと初めて出会ったのは、2017年の12月、中井さんが主催するワークショップに参加した時でした。その時の中井さんの僕に対する第一印象は

「この子は一体何をしにきてるのだろう?」

だったみたいです(笑)

何か質問をするわけでもない終わった後に話したりもしない

ただワークショップに参加してお芝居をして帰っていく。

とても不思議な存在だったようです(笑)

反対に、僕の中井さんに対する第一印象は


「この人は一体何を言ってるのだろうか?」


でした。


俳優をやっていると、本当に色んな人と出会います。その出会った人達、一人一人に理想があり美学があり誇りがある。実に厄介です!!それぞれの持ってるものは正解でもあり間違いでもあり、間違いではないし正解でもない。自分を信じすぎてもいけないし卑下しすぎてもいけない。他人を信じすぎてもいけないし見下してもいけない。物凄いバランス感覚を持ってないとすぐにダメになってしまう、そんな職業だと思います。


当時中井さんが持っていたものは、それまでの僕が見たことも聞いたこともないものでした。むしろ僕の理想と真逆のこと!!


俳優とは特別な人種


舞台やカメラ前に立つ時は自分ではなく、キラキラしたカッコいい人間にならなくてはならない。


これは僕が俳優を始めた時、最初に習ったことです。この考え自体は今も間違いではないと思うし、中井さんも同じ事を考えてたと思っています。ただ、キラキラするために僕がやらなくちゃいけないと教わったことは


人前に出る時は自分を捨てること


自分のままでは舞台に立ってはいけない。自分を捨てて、役として、キラキラした俳優として人前に出なくちゃ見にきてくれたお客様に失礼だと思ってました。


反対に中井さんが教えてくれたことは


自分の魅力で、ありのままの自分で勝負をすること


自分を捨てなくてはいけないと思ってた僕にとって、ありのままの自分で良いと言われたことはとても衝撃的であり、それと同時に受け入れ難い事でした。だって中井さんと会ったのその時が初めてだったし!!(笑)


全く反対の思想を持つ中井さんのワークショップに、何故か僕は通い続けました。自分を変えたかったのかもしれない僕が持ってたものに疑問を持っていたのかもしれないあと、ありのままで良いんだよと言われたことが単純に嬉しかったんだと思います(笑)


通い続けた結果、今ははっきりと


俳優はありのままの自分で良いんだよ


と言えます。


自分を信じるのはとても難しいけど理想とのギャップに傷つくことなんて沢山あるけどきっとありのままで良いんです。


そんな大切なことを教えてくれた中井さんが主宰の「モザイク東京」に僕は入るのですが…今日はその話をしようと思ったのにその前段階の話でだいぶ盛り上がってしまった(笑)明日こそは僕がモザイク東京に入った経緯をお話します。


吉木遼

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